TOPIXの欠点-1から始める株式投資

TOPIXは日本の株式市場を代表とする株式指数ですが残念ながら欠点もあります。
普通にTOPIXを利用するだけの場合この欠点は意識する必要は無いと思いますが、
知っておいて損は無いので説明しておきます

 

●TOPIXのデメリット
① TOPIXは、東証一部の全銘柄の時価総額※の合計額が
基準日(1968年1月4日)の東証一部の全企業の時価総額の合計額を 100として
今いくらであるかを示しているものであるため、
東証一部の全銘柄の動きを捕らえているものの、
時価総額の高い銘柄(会社の価値が高い会社)の値動きの影響力が
TOPIXに与える影響が大きい

 

※時価総額とは会社の価値を求める1つの方法で、
現在の株価×発行済み株数で求められます

 

TOPIXの欠点を極端な例え話しでわかりやすく説明していきましょう、
例えば昨日のTOPIXの値が1000だったとします。
そして東証一部の上場している企業は全部で5社。
昨日時点でのA社の時価総額が100億、B・C・D・E社の時価総額は各10億とします。
ここから分かるのはTOPIXが1000だったときの東証一部全体の時価総額は

 

(100億×1社+10億×4社)=140億 となりますね。
翌日時価総額が高いA社の株だけが10%下がって時価総額も90億になりました。
逆に時価総額の低い残りの4社の株価はどれも10%上げて
時価総額はそれぞれ11億なりました。
このときの東証一部全体の時価総額は

 

(90億×1社+11億×4社)=134億 となりました。 東証一部全体の時価総額が140億の時のTOPIXの値は1000でしたので、
134億のときのTOPIXの値は
1,000×(134億÷140億)=957.14 となりました。

 

 

昨日

 

 

 

今日

 

時価総額の高いA社

100億

90億

(10%の下落)

5社のうち4社上昇しているのにTOPIXはなぜか下落!

 

時価総額の低い残り4社

1社あたり

10億

11億

(10%の上昇)

全体の時価総額

140億

134億

時価総額が高い銘柄の影響力が大きい

TOPIX

1000

957.41

 

 

5社のうち4社が10%上昇して、10%下落したのが残りのたった1社なのにTOPIXは下落しています。

 

ですので、TOPIXが上昇している場合でも、東証一部全体では上昇銘柄数より下落銘柄数のほうが多いという場合もあります。
これで上記ののTOPIXの欠点を理解していただけると思います。
(これは非常に極端な例えですが、東証一部に上場している企業の時価総額はどれもばらばらですので、少なからずこの欠点の影響は存在します)

 

2018年2月16日現在の時価総額ランキング

 

1.トヨタ自動車
2.三菱UFJフィナンシャルグループ
3.NTTドコモ
4.NTT
5.ソフトバンク
6.キーエンス
7.ホンダ
8.KDDI
9.三井住友フィナンシャルグループ
10.ソニー

 

やはり時価総額が高い(=企業の価値が高い)企業は
私たちがよく耳にする名前ばかりですね。

 

ちなみに、2005年3月末時点での時価総額ランキングは次のとおりです。

 

『参考』2005年3月末の時価総額ランキング

1 トヨタ自動車
2 NTTドコモ
3 NTT
4 みずほフィナンシャルグループ
5 東京三菱フィナンシャルグループ
6 三井住友フィナンシャルグループ
7 キャノン
8 本田技研工業
9 日産自動車
10 武田薬品工業

 

2018年と2015年の時価総額ランキングを比較してどう感じたでしょうか?
アメリカだと、アマソン、グーグル、フェイスブックなど新興のネット関連企業が上位を占めていますが、日本はソフトバンクが目立つくらいでその他の顔ぶれに大きく変化がないような感じですね。

 

TOPIXの説明は以上です。
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