お金からゼロが6つ消えた国
100万トルコリラが一夜で1新トルコリラに変身






 トルコ政府は2005年1月1日、同国通貨リラの100万分の1のデノミネーション
(通貨単位の切り下げ)を実施した。

 ゼロが一気に6つ消え、国民や外国人観光客の買い物の際の悩みも解消されることになった。

 トルコでは、長年のインフレでリラの価値が下がり、世界最高額の「2000万」リラ
(昨年末で約1500円相当)紙幣が堂々と流通するほどだったが、
欧州連合(EU)加盟交渉を急ぐエルドアン政権は2003年秋、
デノミ実施を発表、高インフレ体質からの決別を宣言していた。

 新通貨名は「新トルコ・リラ」。旧紙幣は今年末まで使用可能。
現金自動預け払い機(ATM)で新リラ紙幣を手にしたエルドアン首相は、
「ゼロが並ぶ恥辱がなくなり、とてもうれしい」と語った。

 国際通貨基金(IMF)との合意の下、構造改革を進めるトルコ経済は近年好調で、
2004年の成長率は10%以上、1990年代半ばに年150%を記録した
インフレ率も10%以下と予想されている。
(読売新聞) - 1月2日21時16分更新