株ー初心者

TOPIXの欠点


TOPIXの欠点

TOPIXは日本の株式市場を代表とする株式指数ですが残念ながら欠点もあります。
普通にTOPIXを利用するだけの場合この欠点は意識する必要は無いと思いますが、
知っておいて損は無いので説明しておきます。

TOPIXとは

TOPIXとは、東証一部の全銘柄の時価総額の総額を指数化したもの。

基準日である1968年1月4日の東証一部の全銘柄の時価総額(※)を100として、今いくらであるかを指数がしている。

※時価総額とは、会社の価値を求める1つの方法で、現在の株価×発行済み株数で求められます

ということで、2018年7月5日現在、TOPIXは1670前後ですので、1968年1月4日と比べると、東証一部の全銘柄の時価総額の総額は16.7倍になっているということになります。

TOPIXのメリット

TOPIXの指数の意味が示すとおり、TOPIXは、225銘柄の動きを表す日経平均とは異なり東証一部の全銘柄の動きを捕らえています。

ですので、日本を代表する取引所の一部市場(二部市場もあります)の全体の動きを把握するという点で、日経平均よりも優れています。

TOPIXの欠点

TOPIXは東証一部の全銘柄の動きを捉えているものの、時価総額を指数化したものなので時価総額の高い銘柄(会社の価値が高い会社)の値動きの影響力がTOPIXに与える影響が大きくなります。

TOPIXの欠点である、時価総額の高い銘柄の影響を受けやすいというのを、具体例を使って検証していきます。

【前日の設定条件】

・昨日のTOPIXは1000(100でも1万でも一緒)
・東証一部の上場している企業は全部で5社(計算しやすいように)
・昨日時点でのA社の時価総額が100億
・B・C・D・E社の時価総額は各10億

ここから分かるのはTOPIXが1000だったときの東証一部全体の時価総額です。

東証一部の全体の時価総額は

(100億×1社+10億×4社)=140億 となりますね。

【当日の値動き】

・時価総額の高いA社だけが10%の値下がり
・時価総額が低いB,C,D,E社はすべて10の値上がり

ということは、時価総額が高いA社の時価総額は10%下がって90億になりました。

一方、時価総額の低い残りの4社の株価はどれも10%上げているので、時価総額も10%増えてそれぞれ11億なりました。

このときの東証一部全体の時価総額は、

(90億×1社+11億×4社)=134億 となりました。

東証一部全体の時価総額が140億だった昨日のTOPIXの値は1000でした。

では、134億になった本日のTOPIXの値は以下のようになりました。

1,000×(134億÷140億)=957.14

表でも見てみましょう。

  昨日   →     今日
時価総額の高いA社 100億 90億
(10%の下落)
時価総額の低い残り4社
(1社あたり)
10億 11億
(10%の上昇)
全体の時価総額 140億 134億
TOPIX 1000 957.41

5社のうち4社上昇しているのにTOPIXはなぜか下落!

時価総額が高い銘柄の影響力が大きい


5社のうち4社が10%上昇して、10%下落したのがたった1社なのにTOPIXは下落しています。

ですので、TOPIXが上昇している場合でも、東証一部全体では上昇銘柄数より下落銘柄数の方が多いという場合もあります。

下落銘柄数の方が多かったとしても全体の時価総額は上がっているので、市場全体としては堅調と言えるのでしょうが、持ち株の半分以上が下げてるのにTOPIXが上がってるのは不思議だなと感じる時が出てくると思います。

その時、TOPIXの特徴と指数としての欠点を理解していたら状況を把握しやすいと思います。

これで、TOPIXの欠点を理解していただけると思います。

最後にせっかくなので、今と昔の時価総額ランキングを作ってみました。

2018年2月16日現在の時価総額ランキング

1.トヨタ自動車
2.三菱UFJフィナンシャルグループ
3.NTTドコモ
4.NTT
5.ソフトバンク
6.キーエンス
7.ホンダ
8.KDDI
9.三井住友フィナンシャルグループ
10.ソニー

やはり時価総額が高い(=企業の価値が高い)企業は私たちがよく耳にする名前ばかりですね。

ちなみに、2005年3月末時点での時価総額ランキングは次のとおりです。

『参考』2005年3月末の時価総額ランキング

1 トヨタ自動車
2 NTTドコモ
3 NTT
4 みずほフィナンシャルグループ
5 東京三菱フィナンシャルグループ
6 三井住友フィナンシャルグループ
7 キャノン
8 本田技研工業
9 日産自動車
10 武田薬品工業

2018年と2015年の時価総額ランキングを比較してどう感じたでしょうか?

アメリカだと2005年には登場していない、アマソン、グーグル、フェイスブックなど新興のネット関連企業が現在の時価総額ランキング上位を占めていますが、日本はソフトバンクが目立つくらいでその他の顔ぶれに大きく変化がないような感じですね。

TOPIXの説明は以上です。

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