株ー初心者

1年で116倍になった株があっても頭と尻尾はくれてやれ 株の格言


頭と尻尾はくれてやれ 株の格言

スマホゲーム『パズルアンドドラゴンズ』を大ヒットさせたガンホー・オンライン・エンターテイメントという会社があるのですが、パズドラのヒットによりたった1年でなんと110倍以上に値上がりしました。

↓ガンホーの株価チャート

 

 

 

 


すごい上げ方ですよね。

2012年5月15日の安値から1年後の2013年5月14日の高値まで116倍!
10万円買っていれば1年で1160万円!

でも、これって「たられば」なんですよね。非現実的です。

何故非現実的だというと、3つの難しいが重なっているからです。

  1. 安い時に買うのが難しい
  2. 116倍まで上がる間ずっと持っておくのが難しい
  3. 最高値のピークで売るのが難しい

振り返りながら見たら1年前に買っておけばなんて思いますよね。

116倍の壁その1 安いときに買うのが難しい

 

最初の壁は、誰も見向きもしないころに将来を見越して買うのが難しいということです。

パズドラがヒットする前の、上がりも下がりもせず他の投資家からまったく注目されなかった時に買うというのが相当な研究と信念が必要になってきます。

人間の心理を考えると、みんなから注目され買い注文が集まりどんどん上がっている銘柄はすごく魅力的に写るんですけど、業績も良くなく誰からも注目されず出来高(売買高)も少ない株を買うって勇気がいってなかなかできません。

さらに2つ目の壁があります。

116倍の壁その2 上がる間ずっと持っておくのが難しい

 

もしも、すごく安いところで買えてその後業績が急拡大し株価が急上昇しても、116倍になる間ずっと持っておけるのかという問題です。

行動経済学にプロスペクト理論と呼ばれる理論があります。プロスペクト理論によると、人は、利益が発生すると利益を得たいという感情とその利益を失いたくないという感情が強くなりすぐに売って利益を確定する傾向が強いそうです。

ですので、後から振り返れば100倍以上になるのは目で見てわかるのでいくらでも「たられば」を言えるのですが、持ち株が2倍まで値上がった時に売らずに持っておけるでしょうか?

その銘柄の研究を徹底的に行い、「今後業績が急拡大し株価は利益が10倍以上になるから株価が2倍に値上がった程度じゃまだ安い。」というような投資銘柄への徹底的な研究と今後のストーリーを持っていないと持ち続けるのは難しいだろうと思われます。

そして、3つ目の壁。

116倍の壁その3 最高値のピークで売れるか

ピークで売るのことは安値付近で買うよりかなり難しいです。

株価が安値圏でいるということは、他の投資家に注目されず出来高(売買高)も少なく放置されている状態ですからほとんど動きがないため、安値圏で低空飛行している時間は長いです。

しかし高値のピークというのは一瞬です。

買い需要旺盛でどんどん株価が値上っていって、値段が上がるにつれ売りたい人も増えていき、買いと売りの需要が均衡し、売り需要が逆転しそうという時に株価のピークも形成します。

ですが、安値をつける時間と比べればピークの瞬間はほんの一瞬で、そこを取るのはまず不可能だと思っておいた方が良いと思います。

相場の格言に次のような言葉があります。

  • 頭と尻尾はくれてやれ
  • 売り買いは腹八分

どちらも、「最安値で買い、最高値で売ろう」などと愚かなことを考えるなとことです。

ちなみに、先ほどのガンホーの株価チャートですが、低空飛行していたときから2013年5月の最高値までのチャートでした。

その後の株価の推移は次のようになります。


見事ですね。1年後には約1/3に、さらにその1年後には最高値の1/6になっています。

株というのは買うタイミングも難しいですが、売るタイミングもとてもむずかしいです。

売った後どんどん上がるということも多いですし、勝った後ズルズル下がるということもよくあります。

だからこそ、「頭と尻尾はくれてやれ」という心構えは必要で、決して最安値で買おう、最高値で売ろうと思わないことです。

欲深い投資は冷静な判断を欠き、困難な結果を招く可能性が高まります。

戦うのは株式市場だけではなく、自分自身でもありますね。気をつけましょう。

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