マネー論

労働者<経営者<<<<<投資家。今後も投資家が最強の職業


ここ数年知り合う会社経営者、自営業者の彼らを見ていると、事業で成功している経営者ほど「投資家が最強で、目指せるものなら投資家を目指したい」と言います。

話しを聞いていると、成功している経営者や先代から受け継いだ企業経営者ほど、会社を保有し経営するリスクや欠点に敏感です。

ベンチャー企業のような創業期で血気盛んにイケイケの経営者はどう思っているかは知りませんが、私が知り合う経営者たちは、投資家には経営や会社を保有するリスクや問題点がないのが魅力的のようで、間違いなく「経営者<<<<<投資家」らしいです。

経営者が抱えている最大のリスク(欠点)の1つを一言でいうと

●かんたんに業態を変えることができない

ということです。

(※この欠点はかんたんに仕事を辞めたり転職ができない労働者にも同じことが言えます)

設備投資が必要で、施設や工場など経営のために必要な固定資産の割合が大きい人ほどこの問題に悩まされています。

会社を経営すると、業績が悪化したり将来の見通しが明るくなくなっても、かんたんに「じゃ、このビジネスやめた」とはできません。

事業を売却できれば、業態の変更の第一歩を踏み出せますが、業績が右肩上がりであったり、業績の見通しが悪くてもテコ入れすれば回復も見込まれるということでもなければ、業態を変えたいと思うような斜陽企業を買収してくれる企業はあまりありません。

しかし、投資家なら投資先が証券取引所に上場している企業であるなら、今すぐ株を売って、違う企業に投資し直すことができます

「長年、投資させてもらってきたけど、この業種の先行きもあまり良くない雰囲気だな。これからの時代を考えると、別の業種に投資した方がいい」

と判断したなら、その日にすぐに投資先を変えることができます。

お金を企業で働かせて、投資先の企業から利益の一部を得るのが投資家ですから、お金さえ動かせば、1日で業態を変えることができます。

しかし、企業経営ならそう簡単に業態を変えることができません。

もし売却先が見つからなければ、会社を解散させる必要がありますが、設備や固定資産が多い場合は容易に会社の資産を処分することができません。

参入障壁が低く新しい店が次々とできている飲食店や美容室などは、事業を止めて店舗を居抜き物件として独立希望者などに造作費用として売却するのは難しくないかもしれませんが、例えば、不人気の産業で業績や将来の見通しが良くない企業は解散させようとしても、買い手を見つけるのもかんたんではありません。

私のような一般人は、「会社経営者」という言葉や肩書に憧れを感じますが、経営者は経営者で時間や物理的な拘束が多く、私たちが想像しているほど経営の舵取りも自由はありません。

評価価値はそれなりにあるものの換金性が低い固定資産を持っている経営者ほど、金融商品の換金性(流動性)の高さや投資家の柔軟性や機敏性に憧れを持っています。

一昔前は、企業の寿命は30年と言われていましたが、変化のスピードがさらに早くなっている現在では、さらに寿命が短くなっているのは間違いありません。

企業も「栄枯盛衰」の世界です。

「この企業がなければ今のこの便利な生活はなかった」と言われるくらい隆盛を極めた企業でも、50年と持たず消えていったり、創業数年の新興企業に買収されたりしています。

企業経営だけでなく、この世の中は強いものが勝つ「弱肉強食」の世界ではなく、刻々と変わりゆく時代や環境の変化にすばやく適応できる物が勝ち残る「適者生存」の世界です。

しかし、会社が大きくなればなるほど経営の断捨離は難しなり、大きく経営の方針を変更することは、会社を大きくすることよりも困難を極め、環境の変化に付いていくのが大変になります。

その点、投資家にはそういった悩みは皆無に等しく、今後も着実な成長を見込めるのならずっと同じ企業に投資することも可能ですし、危ないサインを感じ取ったなら今すぐ資金を引き上げて、他の企業に投資することもできますし、今すぐ乗り換えられる投資先がなければキャッシュポジションのままで次のチャンスまで待つこともできます。

投資家なら

このまま前進するか、方向転換するか、一度立ち止まるか
を一切のしがらみがなく自由に決め、すぐに行動することができます。

ただ、経営者はお金と人(労働者)を使って二重のレバレッジを掛けることができるので、時代の波とマッチするれば爆発的に資産を増やすことも可能です。これはお金を使ってお金を稼ぐ投資家にはないパワーです。

しかし、圧倒的に、経営者より投資家には自由も機敏性も柔軟性があります。

繰り返しになりますが、現実の経済も「適者生存」の世界であることから、今までも、そしてこれからも、やはり経営者より投資家が最強の職業なのは間違いないでしょう。

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