マネー論

元パチプロは株式投資に向いている。でも株の方がはるかに難しい


自分自身もそうですが、ブログやツイッターを長年見ていると株式投資で成功している人で元パチプロ率が異様に高いです。

パチプロが株などの投資に有利な理由

パチンコ・パチスロも株も全勝するのは不可能で、勝つときもあれば負けるときもあります。

期待値がプラスであるだろうものにだけ手を出し、反対に期待値がマイナスであると考えられるものには絶対に手を出さない。ということをやっていけばトータルでプラスになるという思考がパチプロにはあります。

一方、パチンコで負けている人は「パチンコを打ちに行く」のが目的になりがちです。ですので、席が空けばすぐに座りその台があまり回らなくても打ち続ける人が多いです。

また止める時も、出すぎたから、ハマり過ぎだからこの台は悪いというように、パチンコならどの台も毎回同じ確率で抽選されているにも関わらず感覚でやるかやらないかを決めがちです。

期待値がプラスかマイナスであるかということより、パチンコを打ちたいという思いが優先されてしまうのです。

一方、パチプロは「勝つ」のが目的なので、少し打ってみて回らない、設定が良くないと分かればスパッと止めますし、良い台がなければ、出てくるまで打たずに待ちますし、結果的に打たずに帰る時もあります。

パチプロはそういった確率の考え方や統計学的な思考による期待値を根拠にやるやらないを即座に判断する訓練を毎日できています。それが株式投資にも有利に働きます。

パチプロでも株で勝てない理由とは

かと言って、パチプロなら株で確実に勝てるのかといえばそうではありません。

難易度的にはパチンコ・パチスロ<<<<<<<株で、圧倒的に株の方が難易度が高いのです。

ですので、パチプロでも株で負けてしまう人は多いはずです。

株でも必要となってくる統計学的思考はパチプロ生活で養われているのですが、パチプロ生活では決して養われない株式投資で必要な能力があります。

それは、資金管理能力です。

株では資金管理能力が求められる

パチンコもパチスロも期待収支がすごく高い良い台を打てたとしても1分間で投入できる金額は決まっていて、1時間で普段の2倍お金を突っ込みたいと思っても不可能です。

期待収支=1回あたりの期待値×投入資金×試行回数なので、

投入資金を変えられないパチンコ・パチスロで良い台を取れたときに自分ができることは、食事休憩をせず、トイレを我慢して、カットできる台の演出は全部カットして閉店まで1回転でも多く回し期待収支を上げることくらいです。

いくら投資するかという投入資金額の決定権は自分にはありません。

一方、株やFXや仮想通貨といった投資は、1回のトレードでどれだけの資金を投入するか自分で決めることができます。

慎重にトレードをすることもできますし、資産の全額をぶち込むこともできます。

この資金管理というリスクコントロールの能力が株などの投資に必要で、確率や統計に対しては理解のあるパチプロでもこの壁にぶつかり苦労する可能性があります。

具体的な例を上げて考えてみます。

ここに1枚のコインがあります。このコインを投げて表か裏かを当てるゲームをします。

ただ、このコインには重心に少し偏りあるため、表が出る確率が55%、裏が出る確率が45%と言われています。

所持金は1万円で、当たれば2倍、外れると没収となります。

1回に賭ける金額は自分で自由に決められます。

もし、1000回投げれば表が550回、裏が450回と、表が100回も多く出ると想定できます。

表裏の出る確率が分かっていますので、当然ですがパチプロもプロの投資家も、表に賭け続けることになります。

表が5回連続出る場合もありますが、そろそろ裏が来るんじゃないかといって予想などして裏に賭けることはなく、表が出る確率はいつも55%なので、その確率に従い毎回必ず表に賭けるのが正しい方法です。

コインを投げる回数が増えれば増えるほど理論的な確率に近づくという大数の法則に従うのが正解というのを知っているからです。

ということで、プロであるならパチンコも株も同じくずっと表に賭け続けることになるのは同じなのですが、1回の賭け金の決め方が両者で異なります。

●パチンコ・・・毎回賭け金が100円の固定

●株・・・掛け金を自分で自由に決める事ができる

以上から、パチンコの場合は期待収支がとても簡単に計算できます。

1回100円を100回賭けると確率的に、55回は当りで100円が200円に、45回はハズレで100円が0円になると想定できます。

ですので、求める期待収支は (200円×55回)+(0円×45回)=11,000円

つまり1回100円を賭けて100回コインを投げると1000円儲かり、1回あたりの期待収支は10円で期待値は+10%ということになります。

一方、掛け金が自由に決められる場合は、1回目にいきなり1万円全額賭けることもできまし、負け続けてムキになって有り金全部突っ込むこともできてしまいます。

100回、1000回とコインを投げたら表の出る確率がほぼ55%近くに落ち着くのですが、コインを投げる回数が5回、10回程度だったら、場合によっては裏の方が多く出ることもありえます。

ですので、期待値がプラスだからといって1回に資金の多くを賭けてしまうと資金のほとんどを失ってしまう可能性があります。

欲望のままに大金を賭けたり、ムキになって一気に取り戻そうとして賭け金一気に上げたりすると勝てるものも勝てなくなります。

ということで、投入金額の決定権が自分には無いパチンコとは違い株は、資金管理次第で期待値が高い投資方法であってもその性能を完全に殺してしまうこともあります。

この資金管理能力というのがパチンコ、パチスロでは鍛えられない一方、投資では生き残るためには必要不可欠な能力なのです。

パチンコはとにかく期待値がプラスの台を見つけて打ち続ければいいだけで、できる努力といえば食事休憩をせず、トイレも我慢し席を立つ回数をできるだけ減らして、省略できる演出は全部省略して、閉店まで1回転でも多くぶん回すことくらいです。

ですので、打ち続ける時間がある人なら株よりもかなり簡単に勝つことができます(今のパチンコはどうなっているのか知りませんが)

繰り返しになりますが、パチプロは確率論や統計学的な思考が自然と身についていて、株で勝つために必要な能力のうちの1つは鍛えれられいるので、株で稼ぐという点では他の人より有利なのは間違いありませんが、資金管理という壁があるがためにパチプロであっても必ず株で勝てるわけではないということです。

期待値はプラスであっても、毎回確率通りにすべてのことが起こるわけではなく、確率のばらつきにより負ける場合があるので、今日勝つかどうかはさほど重要でなく(勝てる方がいいのは当然ですが)、期待値がプラスであるものに感情を挟まず淡々と賭け続けることが正解です。

株は正確な期待値を知るのは不可能、かつ一定ではない

パチンコとパチスロの期待値計算はとてもシンプル

パチンコの場合、千円あたり何回転したら期待値がいくらであるか計算できます。

釘や台の傾きが台ごとに違うので、回る台(勝てる可能性が高い台)回らない台(勝てる可能性低い台)があるだけで、釘が良い台が急に何時間もまったく回らなくなるということはまずありません。

スロットも6段階の設定があり、一番勝てる可能性が高い設定6の台が突然設定1に変わることはなく、どの台も閉店まで同じ設定です。

ですので、当たりが出にくい地獄モードに入っている間は期待値がマイナスかもしれませんが、設定が6であるなら終日6ですので、基本的には閉店までぶん回すのが正解になります。

パチンコももちろん確変や時短中は期待値が上がっているんですけど、どれだけ回るかで期待値を判断することになります。

つまり、パチンコもパチスロも途中で期待値が変わることはないと考えて打ち続けることになります。

しかし株は1秒後に推定期待値がマイナスになることもある

一方、株の場合は需要と供給(需給)で株価は変わってきます。また、株価が動いたり、出来高が増えるにつれ需給も刻々と変わっていきます。

さらに、決算発表や、新規事業参入のニュースなどでも大きく需給が変わります。

それ以外にもその企業とは関係のない政治や天災、外国市場の動きなどでも需給が変わります。

過去の株価データからの検証の結果、明日の大引けまでなら上げる確率が高いであろう値動きがあった場合でも、刻一刻と変化する需給の前では、1秒後には推定期待値がマイナスに転ずる可能性があります。

パチンコとは違い、株に関しては期待値を正確に求めるのは不可能です。
自分の経験やシステムトレードソフトイザナミを使って私のように過去の値動きを検証した上で期待値を出しで、次回も同じ動きをする可能性が高いだろうと予測のもとで売買をすることになります。ですので、ここでは株の期待値は「推定期待値」という言葉を作って使っています。

ですので、パチンコの場合は良く回る台があれば、パチスロの場合は設定6なら閉店まで期待値が同じと考えて問題なく、閉店時間までに地獄モードから復帰できなさそうなど特別な理由がない限り、時間の許す限りできれば閉店まで回し続けるのが唯一の選択肢です。非常にシンプルで、何をすべきなのかを把握しやすいです。

一方、株の場合は刻一刻と株価と需給が変動するため、パチンコのように買って時間の許す限り持ち続けるということはできません。

成長している企業もいつかは成長が鈍化し、大量の失望売りを浴びせられるかもしれませんし、ビットコインのように熱狂的な買いが入り上げるスピードが早くてもどんどんさらに上がっていったのに、半年後にはすっかり買う人がいなくなり40、50万円をウロウロするなんてこともありえます。

●パチンコ・・・期待値は終日一定であると考えて閉店まで打ち続ける

●株・・・推定期待値は刻一刻と変わっていくため、手放すタイミングを考える必要がある

株はパチンコと違い資金管理能力といつ売買するか判断する能力が問われる

パチンコと株との求められる能力の違いを最後にもう一度まとめてみます。

●パチンコ・パチスロ

期待値は終日一定:打ち始めと打ち終わるタイミングを考える必要がない。
投入資金量も一定:今いくら突っ込むかを考えなくていい

→つまり、良い台を見つけたら時間の許す限り閉店まで打ち続けるだけで稼げる確率が大きく上がる

●株

期待値は刻一刻と変化する:業績の良い銘柄が上がるとは限らない。売買のタイミングが問われる。
投入資金量は自分で決める:リスクコントロール、資金管理能力が問われる。高確率で勝てるであろう売買でも絶対に勝てる保証はない。欲張ったりムキなって資金を突っ込みすぎれば退場するリスクが一気に上る。

株式投資で結果を残し続けるのは、1回の売買でどれだけの資金を突っ込むのかを判断するリスクコントロールとしての資金管理能力も必要ですし、刻一刻と変わる状況において推定期待値も一定ではなく、今が買う時なのか、様子見なのか、手仕舞いすべきタイミングなのかを判断する力も必要になってきます。

それに加え、「期待値の概念を理解し、期待値が高いときだけ勝負して、期待値が高くない時は待つ」というパチプロで鍛えられる力があれば株式投資をするときも他の人より有利になのは間違いなく、成功している投資家に元パチプロが多い理由でもあります。

私は過去の期待値を知ることができるシステムトレードソフトイザナミを使ってシステムトレードを日々行っています。過去の株価データを元にテクニカルや値動きの条件を与えて自分独自の売買ルールを作ることができます。過去の株式市場でそのルール通り売買すればどれくらいの期待値でどういう結果になったかどうか知ることができます。これをバックテストといいます。

特にパチプロだった人には面白いトレード方法だと思います。無料お試しがある(しかもメールを送れば無料期間をいくらでも延長できます)ので一度使ってみてはいかがでしょうか?

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