松井証券、SBI証券の「一日先物」「アクティブ口座」は手数料が激安。欠点も理解すれば最高の武器になる


日経225先物を頻繁に売買する人にとってラージ1枚で50円の手数料の差は、買って売ると往復で100円の差が、ミニ1枚で10円の手数料差は往復で20円、10枚だと往復で200円の差になります。

この差は、1ヶ月単位、1年単位で見ると見過ごすことはできない結構大きな金額になってきます。

節約できた手数料分はそのままダイレクトに損益を向上させますので、同じ注文をするなら手数料が安いことに越したことはありません。

そんな中、通常の先物手数料よりさらに安い「一日先物」「アクティブ口座」なるものが登場しています。

※「一日先物」「アクティブ口座」というのは証券会社ごとに呼び名に違いはありますが内容は同じです。

一日先物」「アクティブ口座」の特徴

一日先物」「アクティブ口座」の特徴は次のようになっています。

1.通常の証拠金より少ない証拠金で売買できる

2.自動ロスカット機能が付いている

3.保有期間がそのセクションに限定されている

4.通常コースより手数料が安い

まとめていうと、資金が一定水準を下回ると自動的にロスカットされる機能があり、「保有期間がそのセクションに限定されている」ので、持ち越すことは絶対にできない代わりに、手数料と必要な証拠金が通常の口座よりも低く設定されている「短期トレードしたい方」や「損切りができずに困っている方」のためのサービスです。

では、4つの特徴を1つずつ見ていきます。

1.通常の証拠金より少ない証拠金で売買できる

通常ミニ1枚売買するのに証拠金が7万円必要だったとします。

しかし、「一日先物」「アクティブ口座」の場合通常の約半分の証拠金である3.5万円や4万円で売買可能になります(その金額の設定は証券会社により異なります)

しかし、3.5万円ギリギリで売買すると、もし売買した方向の反対方向に350円以上動けば、証拠金がゼロになるどころか証券会社に借金ができてしまいます。

仕掛けた方向に350円動けば資金が一日で倍になりますが、全部失うか倍になるかというルーレットで黒か赤に掛けるみたいなギャンブルは投資やトレードではありません。

一日350円動く日なんて年に何十日もあります。

なくなっても良いお金で趣味や娯楽感覚でやるのならよいのですが、自分の大切なお金を守るという意味で、そういうギャンブル行為は資産運用としては絶対にやってはいけないことです。

ということで、数分以内に売買を終わらせる人や損切りをきちんとできる人以外は、少ない証拠金で売買できるというのはメリットではなくデメリットの特徴だとも言えます。

2.自動ロスカット機能が付いている

投資ではなくギャンブルになってしまって資産を全部失わないためにも、「一日先物」「アクティブ口座」には自動ロスカット機能があります。

これは、マイナスが増えていって証拠金が少なくなった場合、自動的に今持っているポジションを手仕舞う注文が出されます。

自動ロスカットは、損切りができず資金が全部なくなるどころか借金を抱え込んでしまうことを防ぐために設けられています。

しかし、投資をずっと続けていきたいのであれば、この自動ロスカットのお世話になることは絶対にあってはいけないことだと私は考えています。

自動ロスカットにひっかかるという時点ですでに相当な負けになっています。

少なくとも資金の30%か40%以上は減らしてしまっている状況です。

実際、自動ロスカットに引っかかるということは、

「資金管理が下手」か
「トレードが下手」か
または「その両方」である

可能性が極めて高いです。

万が一、自動ロスカットに引っかかってしまった場合

「資金管理の甘さ、ずさんさ」
「損切りができない、相場状況を読めないなどのトレード技術が欠如」
「自分の感情をコントロールできていない状態」

を大いに反省して教訓を得るまではお金が急速に減る可能性があるリスク資産への投資を控えるべきです。

投資を止めるということは、大切なお金をこれ以上失わなくて済むという意味で、最適な資産運用になる場合もあります。

ですので、自動ロスカット機能があるからといって、上の例でいう3.5万円という証拠金ギリギリの少ない資金で売買することは絶対におすすめしませんし、私もそういうことは一切せず資金に余裕を持った売買を心がけています。

数十秒や、数分で売買を終わらせてしまうスキャルピングというトレードをする人以外は、自動ロスカット機能がある「一日先物」「アクティブ口座」においては、通常コースよりむしろ多めの証拠金を入れておいた方がよいと考えています。

 

一日先物」「アクティブ口座」の魅力は、あくまで手数料が安いということであって、少ない証拠金で売買できるというのは頭の片隅にすら残しておかない方が良いです。

3.保有期間がそのセクションに限定されている

3番目の特徴は「保有期間がそのセクションに限定されている」ということです。

日経平均先物とTOPIX先物の取引時間は現在「2セクション制」になっています。

【2つのセクションの取引時間】
・日中市場・・・8時45分~15時15分
・夜間市場・・・16時30分~翌朝5時30分

 

保有期間がそのセクションに限定されている」というのを具体的にいうと、例えば、日中のセクションで新規に購入したものは、その日中セクションが終わる引けの15時15分までに、「返済注文を出さなかったり」、「返済注文が約定しなかった場合」、15時15分の市場での最終の取引で自動的で注文を出され売却され、次のセッションである夜間に持ち越すことはできません。引けで成行注文(引成注文)を出されるということですね。
※参考ページ 引成注文とは
※もし、15時15分に売買が成立しなかった場合、次のセッション(この場合16時半からの夜間)で証券会社が強制売買します

いかなる理由があっても昼間に買ったものを夜間セッションへ、また、夜間セッションで買ったものを翌日の日中に自分の意志で持ち越すことはできません

逆に考えると、買ったままほっておいても、日中セクションなら15時15分の引けに、夜間セッションなら朝の5時半の引けに、証券会社が勝手に返済の注文を出してくれるので、損切りできない人や、引けで返済したいと思っている人にはとてもいい制度です。

4.通常コースより手数料が安い

4つ目の特徴は、手数料が「通常コース」より「一日先物」「アクティブ口座」の方が安くなっているということです。

手数料が低く抑えられていると聞くと調べてないわけにはいきません。

ということで、調べてみたところ、現在「一日先物」や「アクティブコース」を提供しているのは以下の4社でした。

証券会社名日経225先物
(ミニ)
日経平均225先物
(ラージ)
口座開設
済み
キャン
ペーン
日産証券 アクティブコース23円200円○1
松井証券 一日先物25円250円 
岡三オンライン証券 アクティブ先物取引25円250円○2
SBI証券 HYPER先物40円400円○3

【キャンペーン】
○1(日産証券)手数料全額キャッシュバック中 7月31日まで
○2(岡三オンライン証券)口座開設月の翌々月末までの新規建て手数料全額返金
○3SBI証券新規証券口座開設で最大10万円プレゼント新規証券口座開設で最大10万円プレゼント

SBI証券は、通常より少ない証拠金で売買できるという点は他の3社と同じですが、手数料は通常コースと変わらず高めの設定でした。

しかし、他の3社の手数料を通常コースと比較すると、もともと低い手数料がさらに低くなっているのがわかります。

証券会社名日経平均225先物 (ラージ)日経225先物 ミニ
通常コースアクティブ
コース
通常コースアクティブ
コース
日産証券 アクティブコース230円200円33円23円
松井証券 一日先物300円250円40円25円
岡三オンライン証券
アクティブ先物取引
300円250円40円25円
SBI証券400円400円40円40円

 

短期売買で小さな値幅を取っていく人にとっては、どうしても取引枚数が増えてしまいますし、この手数料の低さはかなり魅力的です。

※日経225先物の手数料比較のページもあります
【完全比較・日経225先物手数料】投資歴20年京大卒元証券マンが徹底比較 ←日経225先物(ラージ)の手数料比較
【日経225先物ミニ手数料】投資歴20年京大卒元証券マンが徹底比較 ←日経225先物(ミニ)の手数料比較

以上、「一日先物」「アクティブ口座」の4つの特徴をメリット、デメリットの両面から見てきましたが、ここでもう1度整理しましょう。

1.通常の証拠金より少ない証拠金で売買できる

2.自動ロスカット機能が付いている

3.保有期間がそのセクションに限定されている

4.通常コースより手数料が安い

4つの特徴を見ていき、私のように「一日先物」「アクティブ口座」の魅力を感じ、使わないと損だと思って人もいると思います。

そこで、私が実際使い始めたとき感じた注意しなければいけないと思った点をご紹介します。


一日先物」「アクティブ口座」の注意点。これを忘れると大変。

一日先物」「アクティブ口座」を選択すると「通常コース」が使えなくなる

 

「一日先物」や「アクティブ口座」を提供している証券会社はどこも、「一日先物」や「アクティブ口座」にするのか、「通常コース」にするのかを選択しなければいけません。

逆に言えば「一日先物」や「アクティブ口座」と「通常コース」の両方を同時に使うことはできないということです。

さらに、わかりやすく言えば、

今買ったものはこのセッション中に売るから「一日先物」「アクティブ口座」でいいんだけど、次買うものは明日まで持ち越したい!

という使い分けができないのです。

 

昨日は「一日先物」「アクティブ口座」だったけど、今日は「通常コース」にしたい場合は、変更のための手続きが必要になっています。

このコース変更の切り替えも、先物を保有している状態の場合できません。

また、松井証券の場合は、何も保有していない場合、コースの切り替え申込みを行うとすぐにコース変更ができますが、日産証券岡三オンライン証券は、何も保有していない状態でコース切り替えの申込みをした場合でも、変更が完了になるのは日中の引けが終わったあとの15時20分前後の1度のみになっています。松井証券のように即時で変更ではありません。

「通常コース」の場合、今セッションで返済することもできるし、次に持ち越すこともできます。

しかし、手数料が安い「一日先物」「アクティブ口座」を選択している場合、そういう臨機応変な判断はできません。

しかも、コースを切り替えたいときにすぐに切り替えられないという問題もありますので、そのへんも事前にきちんと理解しておく必要があります。

 

問題点を理解しておけば「一日先物」「アクティブ口座」は使う人、使い方次第で最高のサービスになる

以上のような特徴、メリット、デメリットがある「一日先物」、「アクティブ口座」は

余裕のある資金管理ができる人が、

最終的にはそのセッションの引けで自動で返済されることを理解した上で、

持ち越すつもりのない売買

どこよりも安い手数料

売買するには最高のサービスであることは間違いありません。

私が日々使用していて、(手数料が安いので)本当にありがたい気持ちでいっぱいになります。

私自身もとても良いサービスだと思っているので、取り入れる証券会社が増えてくれることを願っています。

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