株ー米国株

サクソバンクが米国株・中国株(上海・深セン・香港)・欧州株の取扱いを開始。メリットとデメリットは?


サクソバンク米国株


黒船サクソバンクが米国株、中国株(上海・深セン・香港)、欧州株の取扱いを開始しました。

注目すべきは以下の5点です。

✅手数料業界最安値
✅取扱銘柄業界最大 6000銘柄以上
✅欧州株も取り扱い 3000銘柄以上
✅中国株(上海・申請・香港)も取り扱い 2000銘柄以上
✅DRIP(配当再投資制度)あり
✅必要十分な注文方法
✅個別株CFDを使うことで、海外株式の空売りも可能

ただ、次のような問題点もあります(いずれは解決しそうですが)

✅特定口座非対応
✅売買時に円転換される
✅株の移管(入出庫)非対応

では注目点と問題点を順に見ていきましょう。

そのまえにサクソバンク証券とはどんな証券会社なのチェックします。

サクソバンクとは

サクソバンクは1992年設立のデンマーク投資銀行で、日本ではサクソバンクFX証券会社という法人名で2008年に日本に進出、2009年からFX業務を行っておりFXをしている人には有名な証券会社です。

なお、2010年に日本証券業協会、2011年に日本商品先物取引協会にも入会しています。

続いてサクソバンク証券米国株サービスの注目点です。

サクソバンク注目ポイント

注目ポイント1.業界最安値手数料

下の表と解説を見たら分かるようにサクソバンク証券の米国株手数料は業界最安値です

サクソバンク米国株手数料


■サクソバンク証券の売買手数料

✅1注文あたりの売買手数料:約定代金の0.2%
✅最低手数料5ドル
✅上限手数料:15ドル<

一方、米国株の取扱がある国内ネット証券(楽天証券・マネックス証券・SBI証券)は横並びで

✅1注文あたりの売買手数料:約定代金の0.45%
✅最低手数料5ドル
✅上限手数料:20ドル

となっており、売買手数料0.45%→0.2%、上限手数料が20ドル→15ドルと業界最高の条件を提供してくれています。

ただし、最低手数料は楽天証券などと同じく5ドルです。

約定代金ごとの手数料

●サクソバンク証券
1000ドル・・・5ドル
1500ドル・・・5ドル
2000ドル・・・5ドル
2500ドル・・・5ドル
3000ドル・・・6ドル
4000ドル・・・8ドル
5000ドル・・・10ドル
6000ドル・・・12ドル
7500ドル以上・・・15ドル

●楽天証券・マネックス証券・SBI証券
1000ドル・・・5ドル
1111ドル・・・5ドル
1500ドル・・・6.75ドル
2000ドル・・・9ドル
3000ドル・・・13.5ドル
3333ドル・・・15ドル
4000ドル・・・18ドル
4444ドル以上・・・20ドル

グラフを見れば分かりやすいと思います。

サクソバンク手数料グラフ

手数料が0.45%の楽天証券、マネックス証券、SBI証券は、最低手数料の5ドルを超えるのは、約定代金が1111.11ドルとなりますが、手数料が0.2%のサクソバンクの場合、約定代金が2500ドルを超えるまでは手数料が5ドルで収まります。


【最低手数料5ドルに収まる約定代金】

✅楽天証券・マネックス証券・SBI証券・・・1111.11ドルまで
✅サクソバンク証券・・・2500ドルまで

ですので、約定代金が1111ドル以下ならどの証券会社でも手数料が5ドルということになりますので、サクソバンク証券でも0.2%の手数料の恩恵を受けることができませんが、それ以上の場合はサクソバンク証券にすることで手数料の節約になります。

ということで、サクソバンク証券は

約定代金が1111ドルを超えると楽天証券・マネックス証券・SBI証券より手数料がお得になります。

また、手数料の上限がサクソバンク証券は15ドル、楽天証券・マネックス証券・SBI証券は20ドルです。

サクソバンクの場合、約定代金が7500ドルを超えると上限の15ドルに達します。楽天証券・マネックス証券・SBI証券の場合は4444ドルを超えると上限の20ドルに達します。

注目ポイント2.米国株の取扱数の多さ

サクソバンク米国株取扱銘柄数


サクソバンク証券の米国株取扱銘柄数は国内証券会社では圧倒的な多さです。

米国株式・ETF・ADR取扱銘柄数

  • ✅サクソバンク証券・・・6,130以上
  • ✅楽天証券・・・1,513
  • ✅マネックス証券・・・3,329
  • ✅SBI証券・・・1,481
    (2018年9月21日現在)

ご覧のように取扱銘柄数は6130銘柄と、圧倒的にサクソバンク証券が多いという状況です。

サクソバンク証券、米国株対象取引所:NYSE、NASDAQ、NYSE Arca、AMEX

注目ポイント3.欧州株の取り扱い

米国株の取り扱いの豊富さに加え、欧州株も3000銘柄購入可能です。

欧州市場の銘柄を直接購入するのは、国内証券会社では今まで困難でしたので、この恩恵は大きいと感じる人もいるでしょう。

ネスレ、シーメンス、インフィニオン・テクノロジーズ、LVMH、バイエル、Puma、ロレアル、アメリカ市場にも上場していますがユニリーバなどヨーロッパの株式を直接欧州市場で買えるようになるのは日本人投資家にとって朗報です。

注目ポイント4.個別株CFDで米国株の空売りが可能

個別株だけでなく、原油や金などのコモディティ商品、iSharesなどのETFも空売り可能で、下落を狙って利益を取りにいくこともできます。

注目ポイント5.注文方法も多彩

サクソバンク証券の米国株取引には以下の注文方法が用意されています

✅成行
✅指値
✅逆指値(成行き)
✅逆指値(指値)
✅逆指値(トレーリングストップ)

想定以上の損失を抑えるための逆指値や、上昇を追随しつつ一定の利益を確保することが可能トレーリングストップ注文など、一通りの注文方法が揃っていますので、安心して取引できます。

注目ポイント6.DRIP(配当再投資制度)が利用可能

DRIP


配当金再投資(DRIP)

デフォルトの支払形態は現金です。ただし、お客様は、株式での受け取りを選択することもできます。受け取り資格のある現金は、権利落ち日の保有高に基づいて、約定日に記帳されます。受け取り資格のある株式は、約定日付けで再投資率が確認された時点で割り当てられます。配当金再投資の場合、お客様は個々の証券レベルで、自動引落の指示を手作業で挿入することができます。

DRIPとは受け取った配当を自動で株式に再投資してくれる制度です。

配当を再投資して複利運用をしたい人には便利なサービスです。

配当を全て再投資してくれるので、通常では小数点以下の株は買えず、完全に複利運用が難しいですが、DRIPの場合は小数点以下の株も買い付けてくれるので全額再投資できます。

また、自動買い付けのおかげで、再投資時の売買手数料も不要になるなどいいことだらけです。

ただ、DRIPを選択しなければ配当は現金で受け取ることになるようですので注意が必要です。

サクソバンク証券の問題点

問題点1.特定口座非対応問題

特定口座非対応ということで、一般口座になってしまいます。

特定口座では証券会社が行ってくれていた、「単価計算」「損益計算」「年間の損益計算」を自分で行い、「確定申告」をする必要があります。

確定申告をすることで、所得によっては主婦や学生は扶養から外れたり、子供手当や乳幼児医療の補助や幼稚園の補助などが減らされたり打ち切られたりする可能性があります。

また、国民健康保険加入の自営業や無職の人は保険料の計算に使う所得が増えることになりますので、保険料が上がる場合があります。

将来的には特定口座に対応すると思われますが、現時点ては一般口座のみになっていますので注意して下さい。

問題点2.売買の度に円決済されてしまう問題

円転問題


お客様が外国証券を買い付ける際は、買い注文が約定した時点において、その時の為替相場で外貨に転換されて取引口座の預り金残高から差し引かれます。また、お客様が外国証券を売り付ける際は、売り注文が約定した時点の為替相場で円に転換され、受け渡し決裁の完了後に取引口座の預り金残高へ加算されます。

サクソバンク証券で米国株、欧州株、中国株を売買すると、売買の度に円↔外貨に転換されます。その度に為替スプレッドと手数料を支払うことになり短期売買ほど不利になります。

また、銘柄の乗り換えの際も無駄な為替手数料を支払うことになります。

購入・売却注文が約定した時点の為替レートで円に転換されるので、マクドナルドを売ってコカ・コーラを買ったとしても、代金はドル→円→ドルと無駄な両替が二度入ってしまいます。

問題点3.株券の入出庫ができない

サクソバンク入出庫


お客様が買い付けた外国証券は、当社が指定する外国の保管機関にて、当社名義で保管されます。当該保管機関に保管された外国証券の配当金、利子及び収益分配金等の果実並びに償還金は、当社がお客様に代わって受領し、お客様あてに支払います。なお、当該保管機関に保管された外国証券を日本国内や他の外国の保管業者に移管すること、また、お客様が保有している外国証券を当社がお預かりしたり当社を通じて売却したりすることはできません。

株には移管制度(入庫・出庫)という違う証券会社への株券の引っ越し制度があるのですが、サクソバンク証券は入庫も出庫も今のところ対応していません。

他の証券会社からサクソバンク証券に株券も現金も移したいとき、株券は今の証券会社で一度売却し現金にして、サクソバンク証券で買い直さないといけません。

まとめ

特定口座非対応問題、円転問題、移管非対応問題はいずれ解決してくれるだろうと思っています。

それを考えても今まで手数料が横並びだった国内証券の米国株投資環境を変えてくれるかもしれない、黒船とも言えるサクソバンク証券の新規参入。

サクソバンク証券が問題点を改善させ、「米国株投資ならサクソバンク」と言われるくらいの一強状態になるのか、それとも楽天証券、マネックス証券、SBI証券の巻き返しがあるのか。

とにかく、手数料に関しては横並び状態だったわけなので、歓迎すべきニュースなのは間違いありません。

今後の推移が楽しみです。

サクソバンク証券

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